バイパス橋梁耐震工事

土木・橋梁 / 橋梁

開通から約50年が経過し、老朽化が進行していたバイパスの橋梁耐震工事。

施工延長約1.2㎞に渡る31橋脚に対して、鋼製ブラケット・免震装置・鋼材による耐震補強と連続シート貼付けによる大規模な耐震補強を行いました。 施工場所はテトラポットがある海岸沿いの為、通常の工事車両・建設機械が使用できない状況で大型かつ重量のある材料を運搬・設置する作業は特に苦労しました。最大重量約6tのブラケットを高架橋の上から荷降しを行い、上部工に設置したレールを使用して吊り下げながら設置場所まで運搬を行う方法で対応しました。今までに前例が無い作業の為、施工に使用する機材等の選定から施工方法に至るまで数多くの協議・打合せ等を慎重に重ねました。 公共の施設、駐車場の敷地内での近接作業もあり、第三者災害の防止にも注意しながら施工した結果、無事故・無災害で無事作業を完了させることが出来ました。 大型部材の運搬・設置作業、周囲への安全対策においてどちらも弊社にとって貴重な経験となりました。

工事概要

  • 施工者

    株式会社キーマン 東京支社

  • 工事概要

    橋脚耐震補強、水平力分担構造

    施工橋脚数:31橋脚
      ・水平力分担構造:36基
      ・橋座補強工  :14橋脚 364本
      ・落橋防止構造 : 8基
      ・横変位拘束構造:7基(アンカー定着のみ)
      ・炭素繊維巻き立て工:6424.5㎡
      ・排水管撤去・新設:147.6m
      ・表面保護工   :191.3㎡
      ・炭素繊維巻き立て表面仕上げ:1㎜仕上げ 3574.4㎡
                     10㎜仕上げ 212.9㎡
      ・シート端部定着工:22ヶ所
      ・はく落防止対策工:1008.4㎡

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